航空写真の特徴は、上空から広い範囲の写真撮影が可能なことです。一口に航空写真と言いますが、垂直写真と呼ばれる撮影方法と、斜め写真と呼ばれる撮影方法があり、それぞれの特徴を生かして利用されています。
 

   
垂直写真撮影
 

垂直写真撮影では、航空写真撮影専用大型カメラをレンズを真下に向けた状態で飛行機に搭載し、機体の真下の被写体を文字通り垂直に撮影します。
当社での撮影にはセスナ社の双発機セスナ402B型機を使用しています。

   
 
垂直写真の例です。写真をクリックすると大きな写真を見ることが出来ます。
垂直写真
このような広範囲の写真では、一枚のフイルムに撮影できる範囲が限られていますので、複数の写真をコンピューターによりつなぎ合わせ、モザイク処理と呼ばれる加工を行い1枚の写真として仕上げます。

この撮影方法で撮影された写真は、この例のように地図のような写真になります。地図では分からない現況が把握できますので次のような用途に利用されます。

・災害発生防災関連用途 ・測量関連用途 ・都市計画の策定 
・地図作成関連用途 など

また、最近ではGIS(地理情報システム Geographic Information System)関連での航空写真の利用もはじまっています。

GISは地理的な位置とその位置に対する各種データベースを連携させて高度な分析や迅速な判断を行うことを目的としています。
防災などに効果的であるため、阪神淡路大震災をきっかけとし日本政府において、国土空間データ基盤の整備がはじまり、GIS用途としての航空写真利用が期待されています。

また、当社では自社所有飛行機と、自社開発の撮影ポジショニングシステムの使用により運航コストを削減することが可能となり、安価にて垂直写真撮影が可能です。撮影料金は撮影場所や範囲、用途により異なりますので当社までお問合せください。
測量士がコンサルティングの上別途見積させていただきます。

 

 

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